育成光線という太陽からの恵み
新型コロナウィルス感染症の拡大が止まらない今、特に重要になってくるのはウィルスに負けない免疫力を得るということが感染に打ち勝つキーワードの一つになっています。
ますます寒くなり、周期的に訪れる寒波の嵐はコロナウィルスに加えて、
冬ごとにやってくるインフルエンザの脅威も押し寄せてきます。
寒さの震えて体を冷やしてしまうことの多いこの季節で特に気を付けたいのが体温管理です。
変温動物ではない人間は、周囲の温度の変化に関係なく常に体温を一定に保つように調整する仕組みがあります。
当然、仮に体温よりも気温が極端に高かったり、反対に非常に低い環境である一定の時間置かれることになれば本来の保たれるべき体温(公式には「深部体温」といいます。)を保つのが難しくなり、体温が高くなってしまったり低体温になってしまいますが、そうなれば私たちの命そのものが危険な状態に陥ってしまいます。
体温が正常であることはそれほど重要なことです。
寒波が押し寄せているこの冬、寒さが一層身に染みる厳しく冷たく乾燥した大気にさらされるになりました。
そんな中でも、寒気が弱まりいくらかでも太陽の日差しが見えてその光を浴びるとき私たちはほのかな温かさにほっとさせられます。
いわゆる小春日和を感じる瞬間ですね。
そうした厳しい寒さの中でなくとも、普段でも太陽が輝くときに感じる春うららな季節であれ、夏の猛暑の後の穏やかな夕暮れ近くの傾いた日差しの和らいだ光線はほっとさせてくれます。
波長が合う、という言葉があります。
こうした、私たちが自然界の中で日常的に体験する出来事の中でこれほど安心感と心地良さを感じるのことができるのはなぜなのでしょうか?
それは、太陽から放たれる光の中に私たちを心地良い気持ちと安心感を与える光が含まれているからです。
実は、その光は実際には私たちの目には見えない部分で作用している光線であり、赤外線と呼ばれるものです。
可視光線の一つである虹色で知られる色の内、赤色からさらに外側にある光線で私たちの肉眼では見えていない光になります。
太陽を初め光は全て電磁波の一種で、赤外線も電磁波として私たちの体に届いています。
その電磁波の中のある波長は特に人の必要とする温かさと心地良さを感じさせるということが研究によって判ってきました。
人体にとって心地良く感じられるのは赤外線の中でも遠赤外線に属する波長をもつ光です。
日だまりが心地良く感じられるのは、その中のある特定の波長をもつ光線(遠赤外線の一種)が関係しているからです。
現在その遠赤外線の中でも特定の波長を持つ光線として特定されていて、育成光線
として知られるようになっています。
一般的にはあまり聞きなれない言葉ですが、最近は少しづつ見聞きできるようになってきています。
育成光線という呼び方は意味深いものを感じませんか?
*「育成光線」は遠赤外線の中でも熱効率の大きい4〜14μm(10μm 領域)の波⻑のものをいいます。この範囲の光は、水を活性化したり 特に植物の成⻑を促進する作用があると言われ、